この記事はこんな人におすすめ
- ChatGPT(チャットGPT)に興味がある
- 医師のためのChatGPTの使い方を知りたい
- 医師向けにChatGPTについてまとめた「本」を探している
この記事では「医師による医師のためのChatGPT入門」を紹介します。
医師のためのChatGPT指南書
医療現場でのAI技術の活用は、今や避けて通れないテーマです。
ChatGPT(チャットGPT)のような先進的なツールは、医師にとって業務の効率化に大きな可能性を秘めています。
しかし、実際、ChatGPTを活用している医師はごく一部です。ChatGPTを使いこなすことで、忙しい業務の効率化が得られます!
「医師による医師のためのChatGPT入門」は医師が最初にChatGPTを学ぶのに最適の1冊!この本は医師がChatGPTを効果的に利用する方法が解説されています。
Dr.ちゃろ(私)と「医師による医師のためのChatGPT入門」
「ChatGPT」はとても有用なツールですが、なかなか医師のChatGPTの使い方に特化した本が無くて、私は苦労して情報を集めてこのブログを立ち上げました。そんな中、「医師による医師のためのChatGPT入門」に出合いました。この本は一冊で医師のChatGPTの使い方が体系的に学べます。医師がChatGPTを使う時の手元に置いておきたい1冊です。
「医師による医師のためのChatGPT入門」レビュー
この本を一言で言うと「医師のためのChatGPT指南書」
著者の大塚篤司先生は近畿大学皮膚科の教授で多数のメディア出演歴があり、ご高名な先生です。
“実際の医師”が”実際の現場”で”実際ChatGPT”を使って、書かれた本であり、医師のChatGPTの”実際”が書かれています!教授の立場から論文執筆や学会のスライド作成など、多くの医師が悩むところへのChatGPTのつかいた方が詳しく書かれています!
私も即購入!ChatGPTを使う医師は必読です!
内容構成
・初級編
・中級編
・実践編
・症例報告
・付録:おーつか先生が薦めるGoogle Chrome便利な拡張機能
引用:医師による医師のためのChatGPT入門
「医師による医師のためのChatGPT入門」はChatGPTの基本から応用まで学べ、具体的な論文作成や学会発表への活用法まで学べます。言葉だけでは分かりづらいところでは画像とともに説明してくれていて、かゆいところに手の届く説明がされています。
ChatGPTについて対話形式で解説されていて、とても読みやすいです。また、ページ数も208pとサクっと読めます!
読むのにかかる時間
約2時間
本の紹介
販売会社 | 株式会社 医学書院 |
価格 | 3,850円(税込み) |
著者 | 大塚篤司 |
ページ | 208p |
サイズ | A5 |
おすすめページ紹介
ChatGPTはで抄録の誤字脱字を探してみよう
ChatGPTにとって誤字脱字を探すなんてお手のものだ。
引用:医師による医師のためのChatGPT入門
人はどんなに注意してもミスがあります。特に忙しい医師業務の中で学会の抄録を作る中で誤字脱字が出てしまうのは仕方ありません。おーつか先生はChatGPTにこの誤字脱字を検索してもらうやり方を紹介されています。
「・・・が重なており」という箇所をChatGPTは的確に指摘!「・・・が重なっており」へ修正の提案をしてくれています。
誤字脱字のチェックを友人や上司にお願いしずらいですよね。ChatGPTなら何の嫌味もなく何度でも優しく対応してくれます。
ChatGPTは医師より共感力が高い
最近の研究では、ChatGPTのほうが人間の医師よりもく共感力が高いと報告された。
引用:医師による医師のためのChatGPT入門
私達、医師は学部の授業、国試で「共感」の大切さをとても強調して学びます。おーつか先生は特に対応が難しい患者さんに対してどのよう接すればよいか迷う時に、ChatGPTに相談することを提案されています。
ChatGPTに相談した結果が記載されていて、私から見ても学部で習ったような模範解答がありました。 これ言われたら怒る気にならないと感じました。
このように実際の臨床現場でも使えるChatGPTの活用法をおーつか先生が選んでくれ、書籍には記載されています!
ChatGPT以外のAIやITサービスについてわかる
Claud 3 Opaswp使って学会発表スライドから自動で論文を作成する
引用:医師による医師のためのChatGPT入門
ChatGPTは誰でもアクセスしやすい生成AIのひとつですが、生成AIにはGoogleのGeminiやClaud 3 Opasなどたくさんあります。
その中でおーつか先生はChatGPTにとどまらずClaud 3 Opasなどのついても解説してくれいます。ChatGPTには苦手だけどClaud 3 Opasが得意なこともあり、臨床医の視点で私達にもわかりやすく解説されています。
書籍購入特典
「医師による医師のためのChatGPT入門」の購入特典に著者(おーつか先生)のプロンプト集がWebからダウンロードできます。
そのまま、コピペすることで即使用可能です。わざわざ、書籍に掲載されている良質なプロンプトを手入力する必要がありません。
プロンプトを手打ちする時間が大幅に節約できました。
「医師による医師のためのChatGPT入門」から学べる事
ChatGPTについて(基本〜応用)
「初級編」でChatGPTへの登録から、ChatGPTに慣れるための使い方を解説。「ChatGPTの落とし穴①〜③」として著者が実際に使用して気付いた点も解説されています。
- 三種の神器①:ChatGPTを登録してみよう
- ChatGPTにメールの下書きをしてもらおう
- ChatGPTは学会抄録を作れるのか?
- ChatGPTに雛形を覚えさせよう
- ChatGPTで抄録の誤字脱字を探してみよう
- 三種の神器②:Google Chromeと拡張機能を使ってみよう
- 三種の神器③:DeepLを使ってみよう
- Google ChromeとDeepLを組み合わせてみよう
- ChatGPTの落とし穴①
- ChatGPTの落とし穴②
- ChatGPTの落とし穴③
この目次からでも「こんなことができるの!?」と驚きます。書籍で詳しく、わかりやすく解説されています。
ChatGPTの実際の医師の使用例
「中級編」で学べます。
- ChatGPT有料版でできること
- ChatGPTを使ってガイドラインを読み解く
- ChatGPTに論文を解説してもらう
- ChatGPTを使って英訳する
- ChatGPTを使って文章を洗練する
- ChatGPTに診断のサポートをしてもらう
- ChatGPTは医師よりも共感性が高い
- ChatGPTを使って薬の飲み合わせを確認する
- ChatGPTを使って紹介状や退院サマリーの作成は可能か?
- DeepL Proを使いこなす
- ChatGPTを使って論文検索をする
著者が臨床現場で使えるChatGPT活用例が分かりやすく解説されています。論文の要約や英訳など、具体的な例をあげての説明付きです!
学会発表・症例報告への活用法
「実践編」でより、具体的な学会発表や論文(症例報告)作成へのChatGPT活用法が学べます。
- 学会発表のスライド作成①
- 学会発表のスライド作成②
- 学会発表のスライド作成③
- 学会発表のスライド作成④
- 英語論文(症例報告)の作成①
- 英語論文(症例報告)の作成②
- 英語論文(症例報告)の作成③
- Liner AIを使って鑑別診断をGoogle検索する
- Claude 3 Opusを使って学会発表スライドから自動で論文を作成する
この章では学会発表や英語論文(症例報告)の作成についてChatGPTの具体的な活用法をおーつか先生がわかりやすく解説されています。
それぞれの章を順番に読むことで自然とChatGPTが実際の現場で使える知識になっていきます。ぜひ、初級編から読みすすめてください。
ChatGPTを勉強して、「医師による医師のためのChatGPT入門」を読むと、この本が医療者のために効率良くまとまっていることが分かります!
▼「ChatGPT」の使い方を無料で知りたい方はこちら▼
Q&A
Q1 この本にはChatGPTの実用例は含まれていますか?
A1 はい。実際におーつか先生がChatGPTを使った実例が書かれています。
Q2 医師以外が読んでもわかりますか?
A2 はい。医師以外が読んで勉強になりますし、医師が読むと実際の現場(仕事)とリンクしますのでとても勉強になります。
Q3 3,850円を払う価値はありますか?
A3 価格に対する価値は人それぞれだと思いますが、私は買ってとてもよかったと思います。
気になる点などあれば「お問い合わせ」から質問してください。実際使用した感想など、答えられるものは直接またはQ&Aコーナーにて回答させていただきます。
ChatGPTとは先進的なAIチャットボット
ChatGPT
OpenAIが開発した先進的なAIチャットボットです。自然言語処理技術を利用して、人間のような対話が可能であり、医師の業務をサポートしてくれる、強力なツールになります。
ChatGPTの使い方
パソコンやスマホから「ChatGPT」のサイトにアクセスし、登録し、質問を入力する。
これだけです!基本的には無料で利用できます。(無料でGPT-4oも使えます!)
有料の「ChatGPT plus」にすると画像生成が使える、GPTsが作成できるようになるなどができます。有料の「ChatGPT plus」は20$/月です。(現在は約3000円程度です。)
ChatGPTに慣れてきたら有料版一択になると思いますが、最初は無料でもGPT-4oが使えるため、まずは無料で始めることもおすすめします。
ChatGPTは無料でも使えますが、私の感想としてChatGPTに慣れたら有料の方がかゆいところ手が届く!仕事の効率化にChatGPTを使いたい場合は、有料のChatGPT Plusがおすすめです。
ChatGPT使用時の注意点
医師がChatGPTを使う時には特にファクトチェックや個人情報、著作権の問題など注意する必要があります。
特に個人情報の取り扱いが難しい医師・医療者は注意が必要です。医師がChatGPTを使う時の注意点をまとめていますので、参考にしてください。
»医師・医療者がChatGPTを使うときに注意点についてはこちら
まとめ
「医師による医師のためのChatGPT入門」は、医師が現場でAI(ChatGPT)を活用するための実践的ガイドブックです。
この本を読むことで、医師としてChatGPTの使い方を体系的に学べると同時に、業務の効率化につながります。
私(Dr.ちゃろ)は「医師による医師のためのChatGPT入門」を読んで、現場で使えるプロンプトや学会発表、論文へのChatGPT活用法を学び、ChatGPTの活用の幅が広がりました。
医療現場におけるAI(ChatGPT)のポテンシャルを最大限に活用し、業務の効率的化を目指しましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。