2023年11月のアップデートで「GPT-4」内で画像生成が可能になりました。
この記事はこんな人におすすめ
- 学会発表のスライドづくりが苦手
- 人と違うプレゼンスライド作りたい
- 講義でに注目されるスライドを作りたい
学会発表や講義のスライド作りに悩んでいて、簡単に魅力的な画像やイラストをつくりたいけど、難しいスキルや高価なパソコンソフトを持っていなく悩んでいる医師も多いです。
今はChatGPTを使うことで数秒で簡単に画像を生成することができます。
ChatGPTを利用した画像生成
誰でも手軽に魅力的な画像やイラストが作れます。
ChatGPTの機能(DALL-E3)は、医師のクリエイティブなアイディアを形にするための強力なツールとなること間違いなしです。
この記事では、DALL-E3を活用した学会発表用の魅力的な画像やイラストを簡単に作る方法を紹介します。
この記事を読み終わったころにはあなたの思い通りの画像を約10秒で作成できるようになります!
ChatGPTのDALL-E3とはAI画像生成機能
ChatGPT
まず、OpenAIが開発した先進的なAIチャットボットです。自然言語処理技術を利用して、人間のような対話が可能であり、医師の仕事をサポートしてくれる、強力なツールです。
具体的には論文執筆・学会発表・教育・診療の分野での活躍が期待されています。
DALL-E3で作られた画像の紹介
ChatGPTの「DALL-E3」はOpenAI社が開発した画層生成AIです。GPT-4の最大の特徴と言っても過言ではない「DALL-E3」。
OpenAI社が開発した画像生成AIで、テキスト(文章)を入力するだけで専門的なスキルが不要で、独自性のある画像を高速で生成してくれます。
2023年11月のアップデートで「GPT-4」の中に画像作成依頼のプロンプトを入れるだけで画像生成ができるようになり、より簡単に使える様になりました。
例えば「クジラの親子」という説明に対して、その通りの画像を生成することができます。
これを”漫画風”にしてみましょう。
これがものの10秒程度で作ってくれます。今までの画像生成AIとことなる点は「文字を含んだ画像」をができるところです。
「whale」という文字を入れて「クジラの親子」の画像を生成してもらいました。
これも5~10秒です。最新の技術の進歩についていくのが大変です。
画像サイズを選べる
DALL-E3では作りたい画像のイメージを言葉にして入力すると画像が生成されます。画像のサイズは指示を出さないと1:1になります。
一方で「16:9」の指示を出すとPowerPointなどにもハマりやすい、横長の画像を生成できます。
DALL-E3の使い方
ChatGPTでDALL-E3の利用は「ChatGPT Plus」(有料版)の契約が必要です。
DALL-E3を使う手順
①ChatGPTのサイトにアクセス
②ChatGPTplus(有料) 20ドル/月の契約
③「GPT-4」を選択
④テキスト(作りたい画像の説明)を入力
⑤DALL-E3がその説明をもとに画像を生成
⑥生成された画像が気に入ったら、保存し用途に合わせて利用
動画でわかるDALL-E3
YouTubeの「ウェブ職TV」でなかじさんの解説がわかりやすいです。
最新版ChatGPTで遂に画像生成できる!できるぞ!!【DALL-E3】
医師×ChatGPT×DALL-E3
医師の業務で「DALL-E3」を活用し、効率化できる仕事は画像が関係する業務です。
学会・研究発表のイラスト作成
学会や研究の発表は医師の時間のかかる業務の1つです。画像やイラストを使うことで視覚的に示せるため、内容がより伝わりやすくなります。
今までは自分で画像編集ソフトを購入し、手間やお金がかかっていた画像作成がDALL-E3を使うことで簡単にできるようになります。
例えば泌尿器のプレゼンをする際に簡単に腎臓のイラストを生成してくれます。
教育・学習資料の作成
医師の業務の1つに医学生や若手医師の教育があり、教育はとても難しく、時間と労力を使う業務の一つです。
DALL-E3を使えば、複雑な医学的概念や疾患のメカニズムを視覚的に示せる資料が簡単につくれます。教育の質を向上させることができ、短い時間で良い教育資料が作れます。
この記事で使用している画像のほとんどがDALL-E3で作成されています。
注意点
情報を提供する際は「正しい情報」を提供しなければなりません。
画像が正しいかどうかは必ず医師(情報を提供する人)が確認し、ファクトチェック(真偽を検証)が必要になります。
例えば「人間の体の解剖(臓器)」の生成を依頼すると
これを提示されました。医学的に間違っているイラストで、「それっぽい」だけで事実ではありません。
DALL-E3は正しく使えばとても有益なツールですが、「間違った情報」の提供など、誤った使い方をすると害を与えかねないため、正しい使い方の知識を身につけてDALL-E3を最大限活用しましょう!
画像生成に役立つ「プロンプト」
プロンプト(Prompt)とは、AIとの会話の際に、ユーザからの指示や質問のことです。
ChatGPTにおいて、自分の期待する答えを得るためには「プロンプト」がとても重要になります。医師×ChatGPT×DALL-E3の役立つ「プロンプト」をいくつか紹介します。
臓器のイラスト
「あなたは医学専門知識を持つイラストレーターです。シンプルな●●●(臓器名)のイラストを「○○○((臓器の英語表記)」の文字を入れて書いてください。」
例:腎臓
腎臓の構造をイメージするにはとても有用ではないでしょうか。
あえて、間違った臓器のイラストを提示して、医学生に間違いを指摘してもらう、教材として使うこともできます!
インパクトのある表紙
「あなたは医学専門知識を持つイラストレーターです。「○○○((臓器の英語表記)」の文字を入れて、医学生の講義に使用する資料の表紙を書いてください。
例:腎臓
このような表紙の講義資料であれば授業中に寝てしまう学生も減るのではないでしょうか。
Q&A
Q1 DALL-E3は無料で使える?
A1 DALL-E3の機能自体は無料なのですが、ChatGPT plus(有料)を使用しないといけないため、今のところ無料では使えません。
Q2 日本語で使用できる?
A2 はい。簡単な日本語を入れるだけで、高品質なイメージを生成できます。画像に「文字」を入れる際は英語表記が必要になります。(日本語は文字化けしてしまいます。)
Q3 生成されたイメージの著作権はどうなる?
A3 生成されたイメージは利用者のものとなります。(ChatGPTに質問して得られた回答です。)
気になる点などあれば「お問い合わせ」から質問してください。実際使用した感想など、答えられるものは直接またはQ&Aコーナーにて回答させていただきます。
まとめ
ChatGPTのDALL-E3を使えば、誰でも手軽に魅力的な画像が作れます。
あなたのアイディアを形にするための強力なツールとなります。自分だけの魅力的な画像やアイコンをつくり、より短い時間で最高の資料作成を!
これからの資料作りのスタンダード
ChatGPTの画像生成機能DALL-E3
この記事が日常生活の仕事効率化のお手伝いとなったら幸いです。以上、最後までお読みいただきありがとうございました。