この記事はこんな人におすすめ
- 学会準備が負担
- 締め切り直前に「抄録を書いて」と言われた
- 学会には参加したいけど、抄録、スライド作りがきつい
学会発表までには大変な準備が必要、つらい経験をした先生も多いです。その中で、ぶつかる壁が「抄録」の作成です。
私は何度も期限までに抄録ができず徹夜をしていました。抄録に時間を使いすぎることは貴重な時間の損失に繋がります。
そんな悩みを解決するのが「ChatGPT」です。ChatGPTを抄録作成に利用することで抄録作成時間が50%の時間節約ができました!
抄録に6時間かかっていた場合は3時間以内に作成が目指せます!使いこなせば1時間で抄録作成も可能です。
抄録作成の時間を減らし、やりたいことに集中できます!業務の効率化を図ることで、自分の時間をもっと使えるようになります!
診療終わりの1時間でさっと抄録を作ってしまいましょう!
学会抄録作成が大変な理由

学会抄録の作成が大変な理由は、大きく分けて3つあります。
- 時間がない
- 文章がまとまらない
- フォーマット(字数制限など)に悩む
時間がない
まず、時間がないことです。診療や研究、雑務に追われる中で、抄録作成のためのまとまった時間を確保するのは難しいでしょう。
締め切り間際に焦って、徹夜になるケースも少なくありません。徹夜になれば体調不良、パフォーマンスの低下につながります。
文章がまとまらない
次に、文章がまとまらないことです。発表の要点を簡潔にまとめる必要がありますが、どの情報を優先すべきか迷い、時間をどんどん消費してしまいます。
短い文章の中で明確な結論を示すのは、意外と難しい作業で、経験が必要です。最初からある程度まとまった文章を作れると抄録作成の効率化に繋がります。
フォーマット(字数制限など)に悩む
フォーマットに悩む こともあります。学会ごとに抄録のルールが異なり、文字数制限や書式を合わせるのに手間がかかることが多いです。
フォーマットを誤ると、内容が優れていても再構成を求められたり、受理されないこともあります。
多くの医師が学会抄録の作成に苦労しています。そこで活躍するのがChatGPTです!ChatGPTを使うと時間節約、まとまった文章の生成、フォーマットの調整が可能です!
ChatGPTを活用すると抄録作成がラクになる!

ChatGPTを活用することで、効率的に質の高い抄録作成が可能です!
ChatGPTは文章生成、要点が得意
ChatGPTは文章生成、要点が得意という強みがあります。学会発表のポイントを入力するだけで、構成の提案、フォーマットへの調整など、抄録を完成させる手助けをしてくれます。
自分で一から構成を考える時間と手間を省くことができます。
学会発表に合った文章を生成が可能
また、ChatGPTは学会発表に合った文章を生成できます。抄録にふさわしい表現やフォーマルな言い回しを用いた文章で作成可能なため、専門的な表現に悩む時間を減らすことができます。
短時間で抄録作成が可能
さらに、短時間で抄録作成が可能です。発表内容の大枠が決まっていれば情報を入力することで、数分で下書きを作成できます。
いままでの抄録作成よりも大幅に作業時間を短縮できます。
ChatGPTを活用すれば、抄録作成の負担を大幅に軽減でき、自分の時間を増やすことが可能です!
ChatGPTで学会抄録を作成する具体的な手順

ChatGPTを活用して抄録を作成する際の具体的な手順を紹介します。
- ChatGPTへアクセス
- 発表内容を箇条書きで整理
- 生成された文章を修正・調整
- 学会のフォーマットに合わせて仕上げる
- ChatGPTで抄録をつくるのに特化したGPT
この手順を踏むことで、短時間で完成度の高い学会抄録を作成できます。
1. ChatGPTへアクセス
まずはパソコンでChatGPTを検索し、アクセスします。基本は無料で利用可能です。
無料での利用は何回も修正したり、文章の生成回数が増えると生成制限がかかる場合があります。
まずは無料で!使ってみて良かったら有料へ移行がおすすめです。
ChatGPTで思い通りの回答を得るには適切な「プロンプト(指示)」を必要です。プロンプトの精度を高めることがChatGPT活用のコツです!
>>プロンプト(指示)について解説
以下、ChatGPTでの抄録作成に必要なプロンプトを紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。
2. 発表内容を箇条書きで整理
発表の「目的」「方法」「結果」「考察」などを簡潔にまとめておきます。ポイントを整理しておくことで、ChatGPTの生成精度が上がります。
まだ、内容も考えていません。
このような場合は内容も含めてChatGPTに相談しましょう!
発表内容を箇条書きで整理するためのプロンプト例
発表の「目的」「方法」「結果」「考察」を箇条書きで記載し、その後にプロンプトを入力します。
◇プロンプト◇
この内容で学会発表の抄録を作ってください。発表学会は「○○○」です。
まだ、内容がまとまっていない場合のプロンプト
◇プロンプト◇
発表学会は「○○○」です。発表内容がまだ決まっていません。どのような発表が良いかアイディアをください。
少しでも発表内容の考えがあればそれも追加してください。
3. 生成された文章を修正・調整
ChatGPTが作成した抄録を確認し、不足情報の補完、表現修正をします。
具体的な数字を入れる必要がある場合は入力します。また、医学のような専門的な内容で特に専門分野の発表になるとChatGPTの情報では対応しきれないこともあります。
文章の構成はいいんだけど、「内容が薄い」「間違っている」「言いたい結論と違う」などが実際使ってみてありました。
修正する場合は修正したいことをプロンプトで改めて入力します。
生成された文章を修正・調整時のプロンプト例
「内容が薄い」「間違っている」「言いたい結論と違う」などの場合はさらに具体的なプロンプトを出します。
「内容が薄い」
◇プロンプト◇
内容をもっと「〇〇科」専門医向けに変更してください。専門用語(英語の略語)を使ってください。
「間違っている」
◇プロンプト◇
「○○○」の箇所に間違いがあります、もう一度、深く調べてください。学術論文を引用して参考にしてください。
「言いたい結論と違う」
◇プロンプト◇
結論は「○○○」のようにしたいのでもう一度、その結論になるように内容を考え直してください。
4. 学会のフォーマットに合わせて仕上げる
修正が終わったら学会のガイドラインに沿って文字数制限や書式のルールを確認し、最終調整を行います。
発表する学会がすでに決まっていれば最初にフォーマットを入力しておくとさらに効率的に抄録作成が可能です。
学会のフォーマットに合わせて仕上げる時のプロンプト例
◇プロンプト◇
発表学会は「○○○」、文字数制限は「〇〇文字」です。これに沿って内容を修正してください。「○○○(ここに抄録内容を入力)」
5. ChatGPTで抄録をつくるのに特化したGPT
これまで工程で多くに先生がChatGPTに慣れて、抄録作成ができるようになっていると思います。
毎回、これを入力するの?と、さらに効率化したい先生向けにカスタマイズしたChatGPTを作成しました。ご興味があれば使って見てください。
ChatGPTを活用する際のポイント

ChatGPTを効果的に活用するためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、正確なデータを入力することが重要です。AIは入力された情報をもとに文章を生成するため、誤ったデータやあいまいなプロンプトを入力すると意図しない抄録が作成されてしまいます。
生成された文章に目を通してファクトチェック(真意性の確認)も大切です。ChatGPTが作成した文章をそのまま使うのではなく、自分の発表に基づいた考察の追加や間違いの確認などが重要です。
>>ChatGPTの基本用語解説!ファクトチェックとは?
最後に学会のルールを確認することも忘れてはいけません。学会ごとにフォーマットや文字数制限が異なるため、事前にガイドラインを確認し、それに沿って修正をしましょう。
これらのポイントを押さえてれば、ChatGPTを活用し、学会の要件を満たした高品質な抄録を作成できます。
まとめ

学会抄録の作成は、多忙な医師にとって大きな負担になります。
ChatGPTを活用すれば、短時間で質の高い抄録を作成できます。AIを上手に使いこなすことで、文章作成の負担を減らし、より診療や研究に集中できる環境を整えましょう。
抄録作成に苦手意識がある先生や、時間を効率的に使いたい先生は、ぜひChatGPTを活用してみてください!
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