この記事はこんな人におすすめ
- ChatGPT がうまく使えない。
- 医師に必要な「GPT」を知りたい。
- ChatGPTをもっと活用して仕事の効率化をしたい。
「ChatGPT」は医師の仕事効率化に役立つアイテムで、上手に使うことで医師の負担が減ります。ChatGPTの使い方は多様で、医師に必要な機能だけを選んで使うことに煩わしさを感じることもあります。
ChatGPTで使える「GPT(ジーピーティ)」という機能があります。GPTは用途によってカスタマイズされたChatGPTです。
GPTの使用でプロンプト(指示文)を自分で考え、毎回、入力していた時間と労力を大幅に軽減できます。この記事では、医師がさらに仕事の効率化するためのGPTを紹介しています。
医師としてChatGPTを日常使用している私が「これは便利!」とおすすめのものを紹介します。記事を読んであなたに合った「GPT」を見つけ、仕事を効率化しましょう!
ChatGPT / GPT について解説
ChatGPTとは
OpenAIが開発した先進的なAIチャットボットで、自然言語処理技術を利用して、人間のような対話が可能です。ChatGPTは日々、進化ししています。
GPTとは
GPT-3.5、GPT-4、GPT-4o・・・など進化が著しい中で「GPT」というサービスがリリースされました。GPTsは、ChatGPTを用途に合わせてカスタマイズできるものです。
プログラミングの知識が無くてもChatGPTがカスタマイズでき、世界に公開可能です。そして、今は無料でカスタマイズされたChatGPTを使えます。
GPTの使い方
①「ChatGPT」(無料)に登録
まずはChatGPTを無料登録します。2024年5月のアップデートで無料でも有料版と遜色なくChatGPTの機能を使用できるようになりました。
»ChatGPTの無料版と有料版の違いを解説
② GPTを探す
Explore GPT(GPTを探す)からGPTを探し、使います。(昔はGPTを「GPTs」と呼ばれていました。)
医師が選ぶ「医師が使うべきGPT」
膨大にあるGPTの中で医師が使うのに便利なGPTを紹介します。医師におすすめのGPTを紹介します。
「医師が使うべきGPT」
- 「Consensus」:英語医学論文の検索が日本語でできるGPT
- 「Paper Interpreter (Japanese)」:英語論文PDFを翻訳、要約GPT
- 「らくらく当直表」:質問に答えるだけで当直表を簡単に作成できるGPT
- 「医師のファクトチェックサポート」:ファクトチェックをサポートするGPT
- 「医師のための理想の彼女」:理想の女性の画像付きで会話(チャット)が楽しめるGPT
- 「医師のための理想の彼氏」:理想の男性の画像付きで会話(チャット)が楽しめるGPT
「Consensus」:英語医学論文の検索が日本語でできるGPT
「Consensus」(コンセンサス)はChatGPTで医学英語論文の検索におすすめのGPTです。
Consensusを使いこなすことで、医師は論文検索にかかる時間が大幅に削減され、研究に集中できます。Consensusの基本的な使い方、研究分野に関連する論文の効率的な検索できるようになることで医師の仕事が早く終わるようになります。
「Paper Interpreter (Japanese)」:英語論文PDFを翻訳、要約GPT
「Paper Interpreter (Japanese)」は医学英語論文を読む時におすすめのGPTです。
Paper Interpreterに英語論文のPDFファイルをアップロードするだけで翻訳と要約ができ、論文を読む時間を大幅に短縮し、効率化を実現できます。
»「Paper Interpreter (Japanese)」について詳しく知りたい方はこちら
「らくらく当直表」:質問に答えるだけで当直表を簡単に作成できるGPTs
当直(オンコール)表作成の作成に時間がかかり、帰宅時間が1時間遅くなることも。
「らくらく当直表作成」を使えば当直(オンコール)表作成にかかる時間を削減し、業務時間内に終わらせることができます!
「らくらく当直表作成」から当直できる人数、当直不可日などを聞いてくれるため、質問に答えていくと当直表が出来上がります。
「医師のためのファクトチェックサポート」:ファクトチェックをサポートするGPTs
「ChatGPT」の情報には間違った情報も含まれてしまうため、情報の「ファクトチェック」(情報の真偽を確認する)が必要です。医療情報は患者さんの利害に直接かかわるため、論文や教科書からの正確な情報を手に入れる事が多いと思います。
「ChatGPT」が当たり前になる時代に医師も「ChatGPT」から情報を得る機会の増加に伴い、「ファクトチェック」が必須です。
「医師のための理想の彼女」:理想の女性の画像付きで会話(チャット)が楽しめるGPT
もし、理想の相手と楽しい会話ができたらどうでしょう。帰宅時間の遅い医師が帰宅した後に会話(チャット)を楽しむためのGPTです。
あなたの質問に応じて、自分好みの画像を生成し、その人になりきって会話を楽しませてくれます。
»「医師のための理想の彼女」について詳しく知りたい方はこちら
「医師のための理想の彼氏」:理想の男性の画像付きで会話(チャット)が楽しめるGPT
もし、理想の相手が仕事の愚痴や悩みを共感して聞いてくれるとしたらどうでしょう。帰宅時間の遅い医師が帰宅した後に会話(チャット)を楽しむためのGPTsです。
あなたの質問に応じて、自分好みの画像を生成し、その人になりきって会話を楽しませてくれます。
»「医師のための理想の彼氏」について詳しく知りたい方はこちら
医学部受験生に特化したGPTについて解説
「ChatGPT」は会話のようなやり取りができることから「模擬面接」「自己分析」にも使えるため、「医学部受験」にも相性が良いです!
医学部受験を控えている方用の「GPT」も作りました。お子さんや知り合いに受験生がいる場合は有益なツールになると思います。
「医学部受験生用GPT」
・「医学部ひとりで模擬面接」:医学部面接の準備を簡単にできるGPT
・「医学部志望理由書作成ロボ」:独自の志望理由書作成をサポートするGPT
「医学部ひとりで模擬面接」:医学部面接の準備を簡単にできるGPT
「医学部ひとりで模擬面接」は受験生が医学部面接を想定し、練習ができる革新的なツールで、学校別のよくある質問を参考に「ChatGPT」から質問をされます。
全国の国公立医学部、私立医学部に対応しており、あなたの答えに対してChatGPTがさらなる質問を考えます。
»「医学部ひとりで模擬面接」について詳しく知りたい方はこちら
「医学部志望理由書作成ロボ」:独自の志望理由書作成をサポートするGPT
多くの受験生が「医学部の志望理由書」悩み、書くのに時間がかかります。受験勉強で忙しい時期に時間をとられたくないはずです。
「医学部志望理由書作成ロボ」は短時間でかんたんに、「あなた独自のの医学部志願理由書」を作ることをサポートするツールで、ChatGPT内で使用可能です。
「医学部の志望理由書」でできること
・自分の思考整理(なぜ?医学部に行きたい?、なぜ?その大学に行きたい?など)
・質問形式で自分の本音を引き出す
・自分の回答をもとに、医学部志望理由書の参考案を提示
»「医学部志望理由書作成ロボ」について詳しく知りたい方はこちら
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ChatGPT/GPTs使用の注意点
ChatGPT/GPTsを医師・医療者が使う時の注意点は3つ!
「ファクトチェック」
「個人情報・機密情報の管理」
「生成物の著作権侵害の可能性」
「ファクトチェック」
ChatGPTは回答が間違っている可能性や最新の情報ではない可能性があるため、「ファクトチェック」(情報の正確性を確認すること)が必要になります。
「個人情報・機密情報の管理」
個人情報や機密情報(病院や会社の情報)は第3者に間接的に伝わってしまう可能性も否定できません。そのため個人を特定できる情報を安易に「ChatGPT」へ入力することはやめるべきです。
「生成物の著作権侵害の可能性」
「ChatGPT」で作成した画像や文章は学習したもの(著作権あり)と類似してしまう可能性があるため、著作権には注意が必要です。
しかし、まだChatGPTをはじめとする生成AIに対する法律の整備が完璧ではないため最新の情報に注意していく必要があります。
医療系以外の「GPT」紹介
GPTの中には医師・医療者に特化しもの以外のGPTsも多く作られています。YouTubeの「AI大学」にてGPTs 8000個の中から人気ベスト30公開してくれています。
Q&A
Q1 「GPT」の利用には費用はかかりますか?
A1 「GPTs」を使うのは無料です。(以前は有料版でしか使えませんでした。
Q2 「GPT」を使うのに特別な技術や知識は必要ですか?
A2 特にありません。ChatGPTに登録することができればすぐに使えます。
Q3 紹介されている「GPT」を無料で使う方法はありますか?
A3 以前は有料でしたが、今は無料でGPTが使えます。
気になる点などあれば「お問い合わせ」から質問してください。実際使用した感想など、答えられるものは直接またはQ&Aコーナーにて回答させていただきます。
まとめ
この記事では、医師が使うべき「GPT」を紹介しました。
「GPT」使うことで、医師の仕事効率が簡単に大幅アップします。「GPT」を活用することで、1時間早く仕事を終え、自分の時間を楽しんでもらいたいと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。